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映画みたいな周年動画を本気で作った話。東北電機鉄工80周年ブランデッドムービー制作記

80年。人でいえば、かなりの人生ベテラン。会社でいえば、もはや地域の一部ではないでしょうか。今回、2025年に80周年を迎える東北電機鉄工株式会社さんから「80周年を記念する動画を作ってほしい」とご相談いただきました。

オリーヴのホームページをご覧になり、「ありきたりなプロモーションではなく、面白いものを作ってくれそう」と感じてくださったことが、ご依頼のきっかけとのこと。
ひとひねり効いた映像づくりは、オリーヴの得意分野です。お任せあれ!

 

80周年動画に込めたテーマとは

80周年という節目にあたり、今回の動画で大切にしたのは、長年支えてくれた地元・酒田の皆さんへ「いつもありがとうございます」をちゃんと届けること。社内に向けては、「ここで働いてきて、悪くないどころか結構いいよね」と思ってもらえること。そして未来に向けては、「なんだかこの会社、気になるな」と感じる人が、そっと増えていくこと——この三つをまとめて詰め込むことでした。

とはいえ、どれかを声高に主張しすぎると、途端に“説明会感”や“採用動画感”が出てしまうもの。そこで今回は、どれか一つだけを強く押し出すのではなく、物語の中に忍ばせるスタイルで、社内の人にも、社外の人にも、それぞれの立場で受け取ってもらえる動画を目指すことにしました。

 

ストーリーづくり キーワードは「ちょうどいい距離」

ストーリーづくりの際に最初に出てきた、「映画っぽくしたい」というご要望でした。しかし、ストーリー重視すぎると今度は仕事内容が伝わらなくなる。ここがなかなか悩みどころです。
ちょうどいいバランス…ちょうどいい…「ちょうどいい距離」…
あれ、このキーワード素敵じゃない!?

 

ということで、男女が登場する物語をベースに、打ち合わせを重ねる中で浮かび上がってきたキーワードが「ちょうどいい距離」なのでした。人と人の距離や、仕事と日常の距離。近すぎず、遠すぎず、無理がない。派手ではないけれど、その“ちょうどよさ”があったからこそ、80年続いてきた。そんな解釈が、この物語の芯になっていきました。

ストーリーの構成案は、東北電機鉄工 80周年記念プロジェクト委員会の皆さんと何度もすり合わせを行いながら、一緒に悩み、一緒に形にしていく動画制作プロジェクトとなりました。

 

 

暑い空気だけではない、撮影現場で生まれた様々な“空気”

撮影は8月末。言うまでもなくとにかく暑かった!!特に工場内は空調がなく、キャストもスタッフも全員、汗ダラダラになりながら撮影に挑みました。

撮影シーンの中でも印象的だったのが、社員食堂での同期2人がやりとりするシーンです。ここでは実際の社員さん10数名にエキストラとして出演していただき、俳優さんの背後で、お昼休憩をとりに集まった社員役を演じていただきました。
カメラの前で交わされる何気ない動きが、それはもう自然!皆さん、本当に初の演技だったんでしょうか。撮影陣もおもわず「最高!みなさんめっちゃいい!」と大絶賛。「演技している」というより、「そこに本当にいる」空気感が絶妙でした。

そして何より、現場全体に漂っていたのは、キャスト同士の距離の近さです。
今回のキャスト4名は年代が近いこともあり、自然と会話や笑顔が生まれており、和気あいあいと楽しみながら撮影に挑んでくれている様子でした。

東北電機鉄工さんの建物前でパシャリ。左から、菅原昌規さん、オリーヴお馴染みの五十嵐裕昭さん、萩原悠さん、明歩さんです。フレッシュかつ爽やか!みなさんのおかげで現場が一気に活気づきました。はるばる酒田までお越しいただき、本当にありがとうございました!

この現場の“いい空気”は、きっと動画本編を見ていただいた人には、画面の端々から感じていただける仕上がりになっているんじゃないかなと思います。

 

 

編集で加えたもうひとつの仕掛け

編集で一番悩んだのは、「ちゃんとしたストーリーだけど、もう一押しひねりが欲しい」という点でした。
そこで加えたのが、架空のラジオ番組のパーソナリティ音声。

説明しすぎると、そっちがメインになってしまうため、あくまで物語をそっと補足してくれる存在として追加してみました。動画冒頭からいきなりラジオ番組が始まるなんて、なかなか斬新なアイディアではないでしょうか。
ぜひ動画本編では、ラジオ番組の存在にも注目しながらお楽しみください。

 

 

東北電機鉄工株式会社 80周年記念短編映画【つながる明日へ】

 製作した短編映画【つながる明日へ】は、東北電機鉄工株式会社さんのYoutubeチャンネルにて公開中です。

~あらすじ~
舞台は、東北電機鉄工の工場。製造課で働く入社3年目の佐藤優は、日々まじめに仕事に向き合いながらも、「自分の仕事は本当に誰かの役に立っているのだろうか」という思いを、心のどこかに抱えている。営業課に異動した同期が語る「お客さんから直接もらう“ありがとう”」に心を揺らしつつも、答えはすぐには見つからない。そんな佐藤を、長年現場を支えてきた指導係・田村は、距離を詰めすぎることなく静かに見守っている。

図書館で出会った看護師・川村との何気ない会話をきっかけに、佐藤が気づき始めたこととは———

大きな出来事は起きない。それでも、「同じ」ではなく「積み重なっていく」という形で仕事は今日も続いていく。佐藤の心が静かに変化していく様子を、ぜひ映像にてご覧ください。