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「花火キレイだったね~」だけで終わらせたくない!2022赤川花火大会の裏側レポ!

皆さまの今年の夏の思い出といったらなんでしょうか?
目を閉じて思い出してみてください。
そして、その思い出をそっと胸にしまっておいてください。
今からオリーブの夏のお話をしますね。
オリーブの夏は相変わらず撮影ざんまいですが、中でも印象的だったのが2022年8月20日に山形県鶴岡市にて約3年ぶりに開催された『赤川花火大会』です。
皆さまはご覧になりましたか?
お恥ずかしながら私は、今年が初めての参戦でした。(しかも裏方撮影として参加)

初観覧、裏方、ミーハー、スタッフのお仕事参観、様々な角度で見て感じてきた『赤川花火大会』をレポートいたします。

待望の有観客開催

迫力の大型プログラムや競技大会などで、毎年好評を博してきた「赤川花火大会」。
中止となった2020年大会、無観客開催の様子をYoutube配信し観客に希望を届けた2021年大会を経て、2022年は3年ぶりに有観客での開催。
テーマは「Smile & Peace~地域に元気を、子供たちに笑顔を~」。酒井家庄内入部400年の節目の年でもあり、赤川花火の魅力を凝縮したプログラムとなっていました。
オリーブは昨年のYoutube配信に引き続き、今年も大会の映像記録STAFFとして参加。

今年は、オリーブスタッフの常田くんが赤川花火大会実行委員会として大会の企画・運営から参加し、広報にぎわい部会長という重要な役回りまで果たしてくれました。

常田くんが任命された広報にぎわい部会長とは、大会広報活動全般を取り仕切り、ライブ配信の手配、SNS・TVでの発信・販促活動、制作物の制作、対外的な全ての打ち合わせ、必要動画の制作…など(全部書ききれなくて恐い)をオリーブのお仕事と両立してくれました。
ご想像通りですが、大会開催が近づく8月に差し掛かるにつれ、土色になる常田くんをスタッフみんなで心配したものです。

「大会準備を滞りなく出来たのは、すべてはオリーブの皆さんのご理解があったからです」(by常田くん)
良い子。
オリーブ取締役的な感じで言うと「いい人や~!泣けるの~!」
いや、本当に素晴らしかったと思います。

準備万端!天気の女神は微笑むか

今年の夏は、お盆辺りからずっとぐずついた雨続きで大会当日も曇りのち雨の予報。
「大会は開催されるのか」との問い合わせに、運営の常田くんもSNSで現場連絡を発信しつつ、ギリギリまでてんてこ舞いに対応を追われていたようでした。

相変わらず道に迷い(いつも)遅れて会場の赤川河川敷に到着した私でしたが、大会動員4万人の人の波に飲まれながら現場にいる皆の元へと急ぎました。
土手沿いをすれ違う観客の方々のワクワクした高揚感が、こちらまで伝わって足取りが軽くなったのを覚えています。

すっかりカメラのスタンバイが出来たスタッフメンバーと合流でき、雨雲レーダーで雨の状況をスマホで確認しつつ、打ち上げ予定時間までカメラチェックしながら待機。

オリーブスタッフは、とっちさん・ふみくん・てつさん・拓也くんで記録映像の撮影に臨みます。
当日の天候で花火の打ち上げ時に心配なのは風の状況です。
今回なぜ雨が心配だったのかと言うと、まずは屋外で撮影するカメラ機材はもちろんですが、何より今回初めての試みの『ポケモンGO』のスペシャルドローンショーがあったから!
夜空に700機のドローンを一気に飛ばし、光で魅せる大期待のイベントプログラムです。
雨が降れば700機ものドローンを正確に制御するのは難しくなります。

『赤川花火はこれまで大会中にあまり雨が降ったこと無いので~』との常田くんの言葉に期待を寄せつつ、赤川河川敷から見える空も暗くなり、雨雲を抱えながらの定刻19時。
いよいよショーが開演しました。

同じ花火を見上げる『観客』と『裏方』の熱量を感じる

今回サプライズでの上演となったドローンショーは、『ポケモンGO』でお馴染みのBGMのオーケストラアレンジに合わせ、夏の夜空に似合うポケモンたちが登場!
全長100mにもわたるキャラクター達の登場に大いに盛り上がり、大きな拍手が巻き起こりました。
心配していた雨もポツポツ落ちてくる程度で、観客の皆さんと一緒に次々に現れるキャラクターの展開を楽しんでしまいました。
YouTube配信で画面の向こうからでも、かなり楽しめたのではないでしょうか。すごい可愛かったー!

直後に大会の赤川花火大会の開会式が始まり、運営本部にはふみくんが配置。
進行や運営の様子をしっかり押さえています。会場から少し離れたビルの上からは拓也くんがスタンバイOK。

いよいよ打ち上げのスタートへの期待感が高まります!
カウントダウンを終え、花火が打ち上がると共に、会場中が一気に明るい光で照らされました。

私は会場の観客の表情をカメラで収めるとっちさんに同行して裏方撮影に奮闘。
区画された指定席に着席して花火の方向を見上げる観客。その光景をカメラで捉え続けるとっちさん。それの背中を追う私。

観覧スペースに立ったその瞬間は、大会アナウンスや観客の歓声の中にいるはずが、花火の音にかき消され、反対に静寂の中にいるような不思議な感覚に陥りました。
次々と打ち上がる花火に魅了される中、急に始まった土砂降り!
大粒の雨が一気に降り出しました。

観覧席では傘はさせないので観客も急いでカッパを着て、とっちさんも大慌てでカメラにカバー!
雨足は強く、すぐには止まない雰囲気ながらも打ち上げは続行!

観客の皆さんは横並びにきちんと着席したまま、集中線のように夜空を見上げて花火が上がる度に歓声を上げていました。

初めて会場で見た花火は、今まで見てきた打ち上げ花火と違い、光が降り注ぐような大迫力。
雨も忘れてしまうような目の前の光景に、すっかりこれまで経験してきた花火大会の記憶が塗り替えられました!

少し雨足が弱まり花火もプログラム通りに進行し、それぞれのスタッフの顔を見に観客席を離れ合流。
みんな雨でぐしゃぐしゃでしたが、大会自体の中止にはならずに済んだので顔にも安堵の表情も見えました。

カメラマン、みんな雨でびしょびしょでよく頑張りました!

あっという間にフィナーレを迎えた頃に常田くんを見つけ、そっと背後から見守ってみると感慨深く花火を見上げるその姿に会場のBGMとが合わさり、まさにエモーショナリー。背中は語るとはこの事。

『大会が近づくにつれ夢でうなされた』『忙しすぎて自分が何してるかわからなくなった』

後にインタビューで彼はこのように語っておりましたが、空一杯に光が降り注ぐフィナーレの光景を前にこれまでの苦労以上のものを感じられたのではないでしょうか。
それぞれの想いが溢れるような時間を共有でき、とても感動的でした。

ありがとう赤川花火大会。また来年。

3年ぶりの有観客での開催となった赤川花火大会。現場での様子を記録する側と観客側との視点半々で見つめた約3時間。
初めての観客席から見る打ち上げ花火は壮大で、コロナ期のブランクなんて微塵も感じる事はなく、観客席やもちろん配信している画面の先にも迫力の夏の光を届けていました。
撮影に同行して見えるオリーブスタッフたちのそれぞれのお仕事に対する姿勢や対応力も見えて、普段とのギャップが感じられるのが面白いですね。
花火会場を後にする観客の表情は晴れやかで、夏の夜の余韻と思い出に残る時間を作り出せたこのイベントに参加できたのは素晴らしい経験になりました。

またそのひとときを映像として記録して発信していくこのお仕事も改めて『大きな力』を持っているなと再確認することができ、出来上がった映像が1人で多のに人に『大会会場で見たくなるような臨場感を伝える』という赤川花火運営の想いが伝わればと願っております。

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【赤川花火プレゼンツ2022 コンセプトムービー】
https://youtu.be/-B-Dpna2JXA